承認経路を組む
カタログの管理者が、申請を誰がどの順で承認するかをビルダーの「承認経路」で決めます。 経路は申請を作った時点の入力値で一度だけ評価して固定されるため、金額などで承認者を変えたいときは条件を付けた段を用意します。
承認者の種類
Section titled “承認者の種類”各ステップの承認者は、次の 3 種類から選びます。ID を手で入力する欄はありません。
| 選択肢 | 承認する人 |
|---|---|
| 申請者の上長 | 申請者のメンバー設定にある上長 |
| グループ: <グループ名> | 承認グループのメンバーの誰か 1 人 |
| メンバー: <名前> | 指名した 1 人 |
メンバーが多いときは、「特定ユーザーを検索」に名前や Slack ID を入れて候補を絞ります。グループは事前にメンバー画面で作っておきます。
経路は「Step 1」「Step 2」と順に進みます。前の段が承認されると次の段に届きます。
- 「承認経路」の「ステップを追加」を押します。末尾に新しい Step が加わり、承認者は「申請者の上長」になっています
- 承認者の選択肢から、上長・グループ・メンバーを選びます。右のプレビューの経路が書き換わります
- 同じ段に承認者を増やすときは「並列承認者を追加」を押します。段の下に承認者の行が増えます
段の見出しの下には「全員の承認が必要 · 誰か 1 人 (グループ)」と表示されます。同じ段に並べた承認者は全員の承認が必要です。グループを選んだ行だけは、そのグループの誰か 1 人が承認すれば済みます。同じ段に同じ承認者は 2 回置けません。
条件を付ける
Section titled “条件を付ける”承認者の行ごとに条件を付けられます。条件に使えるのは数値と選択式の項目です。
| 項目の種類 | 演算子 | 値 |
|---|---|---|
| 数値 | > >= < <= |
数値 |
| 選択式 | == |
選択肢から 1 つ |
| 選択式 | in |
選択肢から複数 (値(複数選択)) |
例として、金額が 50,000 を超えるときだけ directors グループの承認を足します。テンプレート「経費事前申請」には数値の項目「金額」があるので、そこから始めると手早く作れます。
- 「ステップを追加」で Step 2 を作り、承認者に「グループ: directors」を選びます。Step 2 に directors の行が入ります
- その行の「条件を追加」を押します。条件の欄が開き、「項目」「演算子」「値」が並びます
- 「項目」で金額、「演算子」で
>を選び、「値」に50000を入力します。プレビューの Step 2 に「金額 > 50,000 のとき」が付きます - 「変更を保存」を押します。「保存しました。」と表示され、カタログ一覧の行に「金額 > 50,000 のとき: directors」が出ます
条件を外すときは「条件を削除」を押します。
無条件のステップを最低 1 つ残す
Section titled “無条件のステップを最低 1 つ残す”経路には、条件の付いていない承認者が最低 1 人必要です。全員に条件が付いていると、どの条件も成り立たない申請で承認者がいなくなるためです。
ビルダーでは、無条件の承認者が残り 1 人になると「条件を追加」が押せなくなり、「経路には無条件のステップが最低1つ必要です。」と表示されます。JSON タブで全段に条件を書いた場合や、存在しない項目を条件に書いた場合は、保存できません。
評価の結果と申請詳細
Section titled “評価の結果と申請詳細”条件は、申請を作った時点の入力値で一度だけ評価されます。
- 条件が成り立たない行は、その申請の経路に入りません。段が空になれば、その段ごと除かれ、後ろの段の番号が詰まります
- 任意の項目が未入力のときは、条件は成り立たない扱いです。申請はエラーにならず、その段が付かないだけです
- 評価した後の経路は申請ごとに保存されます。あとでカタログや組織の設定を変えても、進行中の申請の経路は変わりません
上の例で金額 30,000 と 80,000 の申請を出すと、申請の詳細画面 (/requests/<id>) の「承認の様子」は次のようになります。
| 金額 | 承認の様子 |
|---|---|
| 30,000 | Step 1 (上長) だけ |
| 80,000 | Step 1 (上長) → Step 2 (directors) |
承認グループが空だったり、申請者に上長がいなかったりして承認者を決められないときは、申請を作れません。申請画面には「承認経路を解決できません。ユーザー・組織管理で承認者設定を確認してください。」と表示されます。